「秋の収穫が大好きです」

モハンマドは　高品質のオリーブ作りで定評のあるジート村に住んでいます。ジートはナブラスの街を見下ろす丘にあり、斜面にオリーブ畑が広がる美しい村です。古代ローマ人(ROMAN)によってパレスチナに持ち込まれたルミ(RUMI)種のオリーブ農園を先祖代々受け継いできました。

モハンマドは毎年、秋の収穫を楽しみにしています。オリーブの収穫のために、遠方の家族・親戚・仲間が地元に戻ってくるからです。村全体で協力して収穫をし、一緒に食事をし歌を歌います。
オリーブのおかげで家族を支え、子供たちを学校に通わせることができたと自負しています。パレスチナ人は先祖代々守ってきた土地への思いがことのほか強いのですが、モハンマドも同じです。「私は子供たちや孫たちのためにオリーブの木を守り続けます。ここは私の土地です。子供達も私と同じ事をするでしょう。」